わたしの京指物、わたしの木工芸 指物ってなに? 第 7 話

2016年11月20日木工ブックスPosted日野健 Takeshi Hino日野健 Takeshi Hino

このテーマ7回目ですね。ここまでで指物のイメージはだいぶ伝わっているんじゃないかなと思います。

じやあどんな風にして作ってるんだろう?とかその辺の話をあくまでワタシの指物、木工芸ということで、、

私は機械で加工するのが好きです。可能な限り機械で加工できるように工夫します。

えっ! って違和感 感じますか?

機械といってもハイテク感のかけらもない、昭和の初期の頃に製造された古い機械がほとんどです。
そんな機械を、自分の頭と手を使って、目的の加工をする為にどうやって使うか、どう調整するかはまさにアナログの極致だと言えます。治具という加工補助道具を作ったり、刃物や加工材の複雑な動きを制御する為の型やガイドを作ったり。
それは鉋や鑿のような手工具を自分が使いやすいように刃物から仕立てることと同じように木材を加工する者の大事な技術の一つと考えます。

そうやって単純に何かが回転しているだけのような機械をいじり倒して、指物の技術を使った家具を生み出しています。

もちろん手加工でしかできない加工や技術は山のようにあるので手加工も、手工具を自分で作ることも必要不可欠。

手加工だけで最後まで仕上げる仕事、機械だけで最後まで仕上げる仕事、両方の良さを生かして仕上げる仕事。指物の技術の裏には幅広い加工方法が広がっています。

三方留

このテーマ最後の回は森地さんです!お楽しみに!